猫を飼っているけどお世話の仕方って合ってるのかな??
猫を飼いたいと思っているけど、猫のお世話ってどんなことに気をつければいいの??
私も3年前に改めて猫を飼い始めた時、
「あれ、子猫の時ってどんなことに気をつければよかったっけ??」
「フードえらびは?おもちゃは?病気の対策は??」
皆さんと同じようなことで迷いネットで色々と調べたり、本を買ってきて読んだのを覚えています。
ただ調べてみるとわかるんですが、年齢別のお世話のポイントってなかなかまとまっていないんですよね。
子猫の場合〜、成猫の場合〜、シニア猫の場合〜と別々になっているものがほとんど。
そこで今回は同じような悩みを抱えている猫飼いさん、猫好きさんに向けて年齢別のお世話ガイドを発信します。
こんにちは、ねこてん (@nekomoyoutenten)です。
もうすぐ2月22日!「猫の日」です🐾
猫の日は大きいものでいえば、猫検定の〆切だったり、各地で猫に関する大型のイベントが行われたり、
小さいもので言うと近くのショッピングモールや本屋さんなどで猫グッズの即売を行ったりと猫好きにはたまらない1日になるのではないでしょうか。
まさに猫まみれ!猫に溺れられる日です!
意味もなくお出かけすると、思いがけない猫に出会えるかも!?w
なんにしろ、年に1度のスペシャルデーを思いっきり楽しみましょう🐾
記事の概要
猫の年齢ごとに適したお世話をすることは、元気で健康な猫を育てるためのカギとなります。
この記事では、子猫からシニア猫まで、各年齢層ごとのポイントを簡潔にご紹介します。
また猫を飼いたいけど、お世話に自信がない方にも伝わるように難しい言葉を避け、わかりやすく役立つ情報をお届けします。
猫を飼っていて今まで育て方にイマイチ自信がなかった方。
猫を飼いたいけどお世話できるか不安で踏み出せなかった人。
この記事でその悩みを払拭できる内容盛りだくさんでお届けします。
- 猫のお世話に自信がない人
- 年齢別のお世話のポイントが知りたい人
- 猫を飼いたいけどお世話できるか不安な人
猫のお世話のポイント
猫のお世話のポイントってどんなものがあるのかにゃ??
猫のお世話は年齢によってポイントが異なるけど、
項目で大きく分けることができるにゃ🐾
猫のお世話のポイントですが、結論下記3点が重要になります。
「食事」「健康」「運動」
この3つは各ステージごとにポイントが違い、そこが大切です。
この記事で、各ステージの猫のお世話の仕方を確認しましょう。
子猫(0〜1歳)のお世話のポイント
栄養豊富な食事
子猫は成長期なので、良質なフードが必要です。
必要な栄養素を備えた子猫専用のフードが数多くあります。
どれを選んだら良いかと迷うかもしれませんが、ねこてんがおすすめするのは皆さんの家族になる前に食べていたフード、これ一択です。
それまでも子猫専用のフードを食べているはずですのでそれをそのまま継続して食べさせるのがベスト。
また猫は急にフードを変えてしまうと、お腹を壊したり、全く食べなくなったりして体調を崩してしまうので、できればフードは子猫専用の慣れたものを用意しましょう。
ちなみに子猫期は前期生後8週まではベビー期、9週以降をキトン期と言い、それぞれにあったフードがあります。
我が家が食べていたものやおすすめのフードを載せておきますので参考にしてください。
遊びとふれあい
子猫の時の遊び方とふれあい方を紹介します。
そもそも適した遊び方、ふれあい方なんてあるの??
と思うかもしれませんが、ポイントがあるんです。
遊び方のポイントは、「方法」「おもちゃの選び方」
ふれあい方のポイントは「頻度」「方法」「しつけ」です。
遊び方のポイント
遊ぶ方法ですが、子猫はとにかく好奇心旺盛で遊び方は基本なんでもOKです。
ただ気をつけたいポイントは遊んでいるうちに夢中になってしまって無理な高さから落下してしまったり、急ブレーキが間に合わず壁や窓にぶつかってしまったりと、体のコントロールができずに怪我をしてしまうことがあるので、安全な場所で遊んであげましょう。
またおもちゃはスタンダードなものを選ぶのが吉。
猫じゃらしやリボン、ボールなどが良いと思います。
単なるヒモや毛糸などを代用する方も見えますが、少し注意が必要。
それを一旦おもちゃと認識してしまうと、ヒモに見えるもの全てがおもちゃで遊んで良いものと認識してしまい、コードを噛んでしまったり、服からほつれた糸やパーカやズボンのヒモで遊ぶクセをつけてしまうので気をつけてください。
ふれあい方のポイント
子猫の時は特に手をかけてあげてください。
この時期にふれあうことで猫との信頼関係が決まります。
たくさん愛情を注ぐことで今後の猫との暮らしが決まると言っても過言ではないので、とにかくたくさん猫が喜ぶことをしてあげましょう。
また方法に関してですが、実は猫が喜ぶふれあい方は千差万別。
撫でる場所やタイミング、頻度など猫によって本当に違いがあります。
なのでしっかり見極めたいというのがこの時期の飼い主のミッションです。
最後に子猫は力加減ややってはいけないことがわかりません。
なので力加減を間違ったり、やってはいけないことをした場合はしっかりと態度で示すことが重要です。
ただ大きな声で叱ると言う人間に対する方法は猫には逆効果ですので絶対にNG。
ではどう態度で示すのかというと、基本応じないというのが正解です。
例えば強い力で噛みついてきた場合は、無視をする(それが遊びの最中であれば遊びを中断する)。
例えばスマホの充電器で遊んでいた場合は取り上げてしまう。
継続させないことで、「それはつまらないこと=やってはいけないことと認識させる」のがポイントです。
病気の予防
子猫期の最後のポイントが猫が病気にかからないように予防することです。
必要なのは大きく3つ。
「現在の健康状態のチェック」「病気予防のワクチン接種」「去勢・避妊手術」です。
現在の健康状態を見極める
子猫は生まれたばかりで健康そのもの!なので病気なんてあるわけない!
実はこれ非常に盲点なんです。
我が家のがるるはペットショップで購入してきた子だったので、「病気なんてあるわけない」と思っていました。
ですが、お腹を壊すことが非常に多かったんです。
最初は、「環境が変わったしそのストレスでお腹を壊してるんだろうから、少し様子をみよう」と思っていました。
ですが一向に良くならず、一度動物病院にかかってみたところ、
「寄生虫がいますね」
という事実が判明しました。
また寄生虫を駆除しても体質的にお腹を壊しやすい子だということも判明しました。
なので子猫だから健康という固定概念にとらわれず、子猫でも1度メディカルチェックを受けることをおすすめします。
病気予防のワクチン接種
子猫期のワクチン接種は2回です。
1回目が生後8週なので、約2ヶ月。なので生まれたばかりの子猫を譲り受けたり拾ったりする以外は、基本的に済んでいる場合が多いです。
そこから4週後に2回目のワクチン接種をします。
なので2ヶ月で1回、3ヶ月で1回と覚えるとわかりやすいです。
このワクチンは5種混合、3種混合というのが一般的で、摂取すると命に関わる大きな病気を防ぐことができるので必ず受けましょう。
去勢・避妊手術
基本的に交配を行わないのであれば去勢・避妊手術をすることで病気にかかるリスクを減らすことができます。
またしつけの部分でもマーキングが減ったりするのでおすすめです。
時期は大体6ヶ月から10ヶ月の間に行うのが一般的です。
費用に関しては自治体から補助が出ている場合がほとんどなので、保健所等に相談してみてください。
何千円か安くなるはずです。
成猫(1歳〜6歳まで)のお世話のポイント
成猫のお世話のポイントは実は子猫期と全く同じです。
ただし子猫期との違いがそれぞれの項目ごとにありますので紹介します。
バランスの取れた食事
子猫期はとにかく「栄養豊富」なフードでしたが、成猫になるにつれて必要な栄養素が変わります。
そのまま栄養豊富なフードを食べさせていると肥満の元になってしまいますので、1歳以降は年齢に応じたフードを与えるようにしましょう。
フードを変える時は一気に変えず、25%⇨50%⇨75%⇨100%と1週間ほどで少しずつ変えるようにしましょう。
成猫フードの選び方
子猫期と成猫期のフードの違いは栄養素です。
特にタンパク質と脂質が子猫期よりも少ないヘルシーなフードになっています。
また猫の種類、暮らす環境に合わせたフードという優れものもあり、専用のものを選ぶことでその後の猫の健康を健やかにすることができます。
一般的なものよりも購入に手間がかかる、少し値が張りますがおすすめです。
ちなみに我が家はふたりとも去勢手術を受けています。
去勢手術を受けるとホルモンバランスが崩れるため過食気味になります。
なのですごくご飯を欲しがるようになります。
あげないのも可哀想だし・・・と成猫用の一般的なフードをあげているとあっという間に肥えてしまいます。
※猫の種類にもよりますが室内飼いでは成猫の1日に必要な運動量をクリアできない場合が多いため基本は太ります。
なのでローカロリーな「去勢手術後」用というものを与えています。
去勢手術からだいたい3年くらい経過するとホルモンバランスの乱れが治り、一般的なフードに戻しても良いと言われています。(我が家の姫たち!もうすぐですよ!!)
遊びとふれあい
成猫の遊び方、ふれあい方は子猫期とは少し違います。
ただ、猫は個体差がありますので当てはまらないこともありますので参考にしてください。
遊び方のポイント
子猫期との遊び方の違いは、体が出来上がったことによる身体能力の違い、体の丈夫さの違いがあり、それに見合った運動の方法や運動量が必要になります。
ただ、子猫の時は危なくて使えなかったものが成猫になると使えるようになるので活用して運動量や見合った運動を確保してください。
そんな中、有効利用したいそのおすすめのグッズが「キャットタワー」です。
人間も同じですが、筋肉の中で一番大きいのが足の太ももです。
猫にすると後ろ足の筋肉です。
そこを鍛えると、高齢になった時に歩行難になることが少ないと言われています。
全く人間と同じですね。
そのために必要なのは高低差を利用したジャンプ運動です。
そのジャンプ運動を可能にしてくれるのが「キャットタワー」なんです。
上り下りをすることで全身の筋肉を、ジャンプのときに後ろ足の筋肉を最大限に使いますので、猫に必要な理想的な運動をさせることができます。
飼い主さんはキャットタワーを上り下りするように猫じゃらしなどを使って誘導してあげてください。
ふれあいのポイント
成猫になってからのふれあい方は子猫の時と少し違います。
少し違うというと語弊があるかもしれません。
なぜなら子猫から一緒に過ごすことで、このふれあい方は好き、これは嫌いとその猫にとって心地よいふれあい方がわかってきて勝手に最適なふれあい方になってくるからです。
なので飼い主にとって触れ合い方を特別変える必要はないということになります。
ただし、成猫になってから触られると好きになる場所や、逆に嫌いになる場所があるのも事実です。
なのでマンネリにならずちょっとした変化に気づいてあげて、ふれあい方をよりブラッシュアップできると良いですね。
病気の予防
成猫の病気予防は2つのポイントが重要です。
①診断 ②ワクチン
この2つのポイントについて説明します。
診断をする
成猫の病気予防のポイントは、まず診断をするということです。
すなわち健康診断の受診です。
人間と同じく最低年1回は受診することをオススメします。
1〜5歳までは確かに病気にかかるリスクは低いです。
ただ、健康診断を受診するメリットは「今病気はあるか?」ということ以外に、「病気になるリスクはあるのか?」が判断できるという大きなものがあります。
特に血液検査の結果からは様々な病気リスクを早期に発見することができ、早期に対処することでその後の猫の寿命を大幅に延ばすことができるため強くおすすめします。
なぜなら大体早くに亡くなってしまう猫の大半は病気になっていることに気づかずに進行して、症状として現れて気づき、気づいた時にはもうすでに手遅れだったということがほとんどです。
これは人間も同じですね。
健康診断が可哀想だからと受診させないことが逆に猫に悲しい結末をもたらしてしまうかもしれません。
「愛猫のため!」と少し勇気を出して受診しましょう。
ワクチンの接種
子猫の時は1年で2回接種をしました。
それに比べ、成猫は年1回のワクチン接種でOKです。
一般的には3種混合と5種混合があり、家猫であれば3種混合、外にお散歩に行く子であれば5種混合をおすすめします。
老猫(7歳〜)のお世話のポイント
歳を重ねるにつれて、健康上の問題や行動の変化が起こりやすくなります。
最後まで幸せに長生きをしてもらうために大切なポイントがありますのでしっかりチェックをしてください。
ポイントは全部で4つ。特に4つ目は重要かつ難しいポイントになります。
適切な栄養摂取
老猫は、年齢に応じた栄養バランスの取れた食事が重要です。
代謝が落ちるため、低カロリーで高タンパク質のフードが適しています。
また、関節の健康をサポートするために、グルコサミンやコンドロイチンが配合されたフードを検討するのも良いでしょう。
生活環境のポイント
老猫の生活環境のポイントは高低差を無くすことです。
人間も同じですが足腰が弱ってくると思わぬところでつまづいたり、降りた拍子に骨折したりと高所を生活スペースにすると危険です。
なので猫の生活するスペースではなるべく高低差をなくしてケガを防げるような環境にしましょう。
健康チェックはまめに
老猫になるとやはり健康がやや下向きになってきます。
若い頃からしっかりチェックすることで健康を持続することがまず大切です。
猫は腎臓病にかかりやすいので定期的なチェック(健康診断)をしましょう。
今までは健康診断も年1回くらいでしたが、年2回くらいに増やすことをオススメします。
また、歯も弱ってくるのがこのくらいの時期からです。
歯石が溜まってしまうと除去するのが難しく、歯も歯茎も弱ってしまいます。
すると食事が取れなくなってしまい、弱ってしまうことも十分考えられますので、盲点ですが歯のチェックをオススメします。
たくさんの愛情をかける
飼い主の皆さんはもちろん飼い猫にたくさんの愛情を持って日々暮らしているかと思います。
もちろん私も同じです。
ですが、当たり前に一緒に暮らしていると少しずつなあなあになってしまう部分ってありませんか??
「いつもこうだから」「毎日やっているから」「1日くらいは・・・」
なんてこと、経験あるのではないでしょうか。
猫の長生きで必要なのは子猫のときと老猫の時にどれだけ愛情を注げるかによります。
ここでいう愛情を注ぐというのは「どれだけよく観察するか」です。
先ほど書いた「いつもは〜」を少しずつ減らして行動や仕草の変化に気づくことが、猫の寿命を伸ばします。
大変なことですが、愛情の注ぎ方を変えて幸せな猫との暮らしを末長く送りたいですね。
まとめ
猫との暮らしを豊かにするということは、1秒でも長く猫と生きることではないかと思います。
最初は猫にとっての幸せはとにかく甘やかすことだと私自身勘違いしていました。
しかし、いろいろな形の猫との暮らしを調べていくうちに、
健康で長生きするということが全ての土台だということに気がつきました。
子猫の時からそれぞれのステージごとに正しいお世話をすることで、それが実現します。
この記事が皆様と猫ちゃんの幸せなくらしの足がかりになれば嬉しいです。
それではまたにゃ〜🐾
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